2016/09/26

田舎の家事

生まれ育った場所とは言え、山間部の家の暮らしは想定していなかった事もたくさん起きる。

先日の台風の大雨で裏山から泥水が一時大量に流れ出し、家の裏手に土砂が溜まって排水溝を塞いでしまった。家そのものに被害は及んでいないが、壁にまでもたれかかった土砂を取り除くのにも一苦労。重い土砂を一輪車で何往復も運ぶことに。

今年は特に多い(らしい)もの、蜘蛛の巣と湿気。
家の周りを歩けば一日一度は必ずと言っていいくらい蜘蛛の巣を顔面に浴びる。家の人にとってはすでに空気と同じような存在なのか、私は抵抗しても無駄だとはわかりつつ棒を振り回しながら歩く。
もう一つこれは結構ショックだった。引っ越しで持ち帰った自然素材のバスケットにカビが…。湿度が高いことは普段使っている切手の湿り具合から何となく気づいていたが、一面にカビが浮いた編みカゴに気づいたときは「ここで暮らしていけるのか…」とホントに思った(苦笑)。
が、とりあえずやまぐちせいこさんのブログで除湿機のことが書いてあったので速攻注文した。ゾッとするくらい取れそうだ。

古民家といえば聞こえはいいが、大きいだけでもともと水脈のある場所なので後は朽ちるのを待つばかりという状況には違いない。いつまで持つかな。
今の生活空間で切り抜くなら、箱が大きすぎる。とても歯がゆいが、行き届かないことがあるのも仕方がないと思えるようになった。



自然と共存、競争、もはやちっぽけな一部でしかない。